M&Aや事業承継をスムーズに行うためには、豊富な知識を持つ専門家のフォローが必要です。
経営者にとって事業承継と向き合うのは初めての人も多く、とまどうこともあるでしょう。
知識や経験を備えたプロの支援を受けながら進めていくことで、円滑な事業承継を行えます。
しかし、横浜には多くの税理士やコンサルタントがひしめき合っていて、どこを選べば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか?
M&Aの複雑さにつけ込んで悪徳な取引を持ち掛ける業者もいるため、依頼先は慎重に選びたいものですね。
そこで今回は、横浜でM&A・事業承継に強い税理士の選び方を解説します!
M&Aに悩んでいる方、事業承継を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
近年経営者の高齢化が進んでいて、中小企業を始め多くの企業が事業承継に悩んでいます。
事業継承が上手くいかず、結果として廃業してしまうところも少なくないのが、今の実情といえるでしょう。
そんな後継者問題の解決策として挙げられるのがM&Aです。
【M&Aとは?】
Mergers(合併/マージン)and Acquisitions(買収/アクイジション)の略。
企業の合併買収のことで、2つ以上の会社が1つに合併することやある会社が他の会社を買収することを示す。
事業承継やM&Aは、年齢を重ねた経営者にとっては検討する価値ある解決策のひとつです。
しかし、今まで頑張って作り上げてきた会社を明け渡すには相当な覚悟も必要になりますよね。
事業承継は、自分の子ともいえる大切な会社の今後を左右する大きな問題なので、きちんと腹を割って話せるサポーターが必要でしょう。
横浜でM&A・事業承継に強い税理士を選ぶコツには、以下の4点が挙げられます。
円滑に事業承継やM&Aを進めるためには、専門的な知識の他にスピード感ある対応ができることが大切です。
まず、事業承継に強い税理士の選び方として、専門的な深い知識や業務の経験があるかが重要です。
M&Aや事業承継は通常の税理士業務とは異なり、実際に受け持ったことのある税理士は少ない業務といえます。
後継者問題が深刻化してきたのは最近という点を踏まえても、業務に携わったことのある税理士が限られているのは納得できるでしょう。
また、税制は日々変わっていくため、最新のM&Aや事業承継に関する情報に精通していることも必須です。
「会社の事情をよく知っている」というだけで、自社に顧問税理士に依頼すると、思わぬ結果を招く恐れもあるでしょう。
過去の経験や豊富な知識を持つ税理士であれば、さまざまなパターンの事業承継やM&Aに対処が可能です。
事業承継についての知識や経験が豊富な税理士が在籍するところを、選ぶようにしましょう。
対応が速いかどうかも、税理士を選ぶポイントのひとつです。
後継者の育成には数年単位の時間が必要で、その前段階である事業承継は正確かつスピーディーな対応が求められます。
また、M&Aは一般的に事前準備から完了まで半年から1年程度、難航すれば数年間を要します。
連絡や確認のやりとり1つ1つが遅れると、完了はどんどん先延ばしに。
なによりも、会社にとって大きな問題である事業承継についてレスポンスが遅いのは誠意を感じられないですよね。
こちらの質問や連絡の投げかけに対して、素早く対応してくれるところを選びましょう。
事業継承やM&Aは、多くの経営者にとって初めて経験する場合が多いです。
不安なことや分からないことも多く、プロである税理士に質問や相談することも多いでしょう。
したがって、質問をしたときに丁寧に分かりやすく回答してくれるかどうかも重要になります。
専門的な知識をあまり持たない人に対して、専門用語だけで回答するのは不親切です。
どんなに知識が豊富な税理士であっても、質問する相手の立場を考えない回答をする人とは、コミュニケーションが取れないですよね。
たとえ相手が税務やその道のプロでなくても、理解できるような説明をしてくれる人を探しましょう。
疑問を投げかけたときに丁寧に回答してくれているか、わかりやすいかもチェックしましょう。
最後は、きちんと話し合える関係を築ける税理士かどうかです。
事業承継やM&Aは、会社の行く末を預けることと同じです。
自分の思いや希望を遠慮なく伝えられる税理士を選びましょう。
あなたの要望が伝えられない・伝わらないのであれば、望まない結果を招く可能性もあります。
また、仲介業者が信頼に足りる会社・人物であるかも慎重に見極めてください。
残念な話ですが、問題のある買い手であることを知りながらM&Aをすすめる悪質なM&A仲介業者も一部存在するようです。
地域に根差して士業を営む仲介業者であれば、たやすく顧客を裏切るような真似はできません。
あくまでひとつの目安ですが、横浜に事務所を構え、多くの顧客を持つ税理士事務所なら、信頼できる場合が多いでしょう。
事業継承やM&Aの業務では長期間お互いの顔を合わすため、きちんと信頼して話し合える、相性の良い税理士を探してください。
M&Aや事業承継は金融機関やコンサルティング会社など、相談できる窓口が多くあります。
そのなかでも、あえて税理士事務所に事業承継を相談するメリットを紹介します。
税理士に相談するメリットのひとつに、M&A・事業承継をさまざまな選択肢から考えられることが挙げられます。
後継者問題を抱える段階で、事業承継とM&Aのどちらが良いのか、あるいは他に方法がないのか悩む経営者は少なくありません。
コンサルティング会社では事業承継・M&Aの細かい部分には精通していても、専門外の分野の提案はあまり期待できないでしょう。
さまざまな分野の法人の税務を知る税理士であれば、特定の方法にこだわることなく柔軟な提案が可能です。
事業承継・M&A以外の専門的な知識があることも、税理士に相談するメリットのひとつです。
事業承継やM&Aは単に会社を譲り渡す・買い取るというだけでなく、以下のような仕事も付随します。
中小企業では会社のやり取りに合わせて、経営者や株主個人の税務処理が必要な場合が多いです。
コンサルティング会社や金融機関では事業承継の相談や業務は行っても、それ以外の詳細な知識があるかどうかは分かりません。
事業承継に絡んだ税務的な相談や悩み、事業承継後の疑問や不安は、必ずと言っていいほど起こります。
M&A締結後の決算処理の方法や引継ぎデータがあいまいで起こるトラブルなどは、事業承継でよく起こるケースです。
税理士であれば、上記のようなトラブルを未然に防ぎつつ、慌てることなく事業承継後の決算に対応できます。
事業承継やM&Aは法人税だけでなく、経営者個人の所得税や贈与税・相続税の手続きが必要になることが多いです。
特に、社長が自社株を持つ場合には事業承継ですべて終わるわけではなく、所得税や贈与税など必要な手続きが多くあります。
税理士に事業承継を依頼するのであれば、事業承継・M&Aから経営者個人の税務の内容もワンストップでしっかり把握できるので、非常にスムーズです。
今回は、横浜で事業承継・M&Aに強い税理士の選び方を紹介しました!
事業承継後の決算や経営者個人の税務関係までスムーズにすすめたいのであれば、ワンストップで任せられる税理士への依頼がおすすめです。
多くの仲介業者がある横浜エリアでは、事業承継の知識の深さや豊富な経験を持つ税理士を選びましょう。
事業承継を行う税理士は単なる税務に関する知識だけではなく、実務的に動いた経験から基づく知恵も重要です。
気になる税理士事務所を見つけたらアポイントをとり、しっかり相談してみましょう!